2014-01-01から1年間の記事一覧

今年買ったし開いたけど読んだとはいえない本

久保田富雄『数論論説―メタプレクティック理論と幾何学的相互法則』 束論、調和解析、整数論の関係について様子を知りたくて買った。amazonの「キモおやぢ」氏のレビューに引きずられて買ったのだが内容は理解できない。Gaussの文章についての数学史的叙述に…

物理的見地からみた計算機構:計算機構の工学的進化と重力場

人類が電子計算機を作り始めて70年くらいになるが、自然や社会の構造の解明の為にその時代において利用可能な知見、技術を最大限投入して作る計算機構(現代では一般にスーパーコンピューターと呼ばれるもの)の構造にはそれを使って挙動を解明しようとする…

無限次元射影代数について

以下の主張の数学的、物理的正当性は検証できていません 集合圏Setの圏Univ(当然巨大な圏になる)と多様体の射影の圏Projの関係を考える 集合論の正則性公理(整礎性公理)と巨大基数公理たちはUnivの極限、逆極限 場の量子論では真空の存在(紫外切断)と…

安定性はなぜ重要か?

モデル理論と幾何 そもそもモデル理論の動機のひとつが幾何 発想の根幹:第五公準の独立性についてのRiemannの証明 (追記)Hilbertの第四問題と幾何学基礎論「椅子、机、ビアマグ」 範疇性概念を言い出したのはVeblen Tarskiが決定可能な公理系の保存的拡大…

地口(オヤジギャグ)の剛性理論

我が家はリフォームしてあるが古い物件であり、遠くの音がよく室内に響くし、寝室は竜鳴きするし、トイレは洗濯機のドラムに共振する。 スピーカーは同じ製品でも経年変化に所有者の音楽の好みが反映して全部出音が違ってくるし、古いギターやヴァイオリン、…

彼らはなぜ狂うのか

昔「狂った人達」という名スレがいちごびびえすというところにあったんですよ。 追記:クレジットするの忘れてた!長沼伸一郎のこの文章に触発されたことは否めない→知的世界の仮想的海洋は、どのような距離と深度の関係で構成されているか いいかげん数学を…

経済学における重力(補遺)

以下の補遺は落書きレベルの書きかけですが、あえて書いて晒しておくことにします。ちゃんとした数学的素養のある人が見たら誤りだらけで読めたものではないと思いますが、これらの点について明らかにするまではやめるわけにはいかない、という表明のつもり…

老害、無能、廃疾者、老大国の経済的独立と社会的排除についてのメモ

問題意識:全人類のほとんどが経済合理的に行動できない(生産性がない)ほど経済合理性の基準が純化されたとき、純然たる消費者としての無能な家畜である人類を、どのように安全に経済から排除していくか? あるいは、人間の社会からどのように人間の役に立…

ヘルシンキ・ブダペスト雑感

背景 派遣先でちょっと長めのお盆休みが取れた(取らされた)形になっている。ただ、不安要因があって、個人的には所属元での有給を使い切らないか不安→無給休暇として問題なくとれた 雑感 いちど中央ヨーロッパを見てみたかった どうせならJohn von Neumann…

経済学における重力(後編II:経済的ポテンシャルとその緩和過程)

前説 前回の記事「経済学における重力(後編I)」では不変の価値尺度財(理想化された貨幣)の存在とその整合性が、無限次元線形代数の「基底」の問題として考えられること、連続時間での困難は基底の非存在によるものであることを指摘し、計量ファイナンス…

経済学における重力(後編I:経済学におけるヒルベルト空間と量子論)

前説 前回の記事「経済学における重力(前編)」ではディアドラ・マクロスキー『ノーベル賞経済学者の大罪』の書評という形で、戦後オランダの国際経済学と方法論についての経済学説史上の文脈についてのリマークを書いてみました。*1 その記事のタイトルで…

経済学における重力(前編:『ノーベル賞経済学者の大罪』覚え書き)

こんな本を買いました ノーベル賞経済学者の大罪 (ちくま学芸文庫)作者: ディアドラ・N.マクロスキー,Deirdre N. McCloskey,赤羽隆夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/10/07メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (7件) を見る毒々しく残…

経済学における重力

経済学における重力(前編:『ノーベル賞経済学者の大罪』覚え書き) 経済学における重力(後編I:経済学におけるヒルベルト空間と量子論) 経済学における重力(後編II:経済的ポテンシャルとその緩和過程)(まだ書きかけです) 経済学における重力(補遺)(…

人間の言葉がある制約条件を課した物理的な系の解ならば

人間の言葉がある制約条件を課した物理的な系の解ならば くだらない思いつきだけど、書いておきます。 Noam Chomskyの言語学のUniversal Languageというのは、言語の文法とか変形規則のような「構造」に2値的なスイッチがあって、それらを切り替えるように「…

物理的見地からみた計算機構:古代COBOL文明(予備的考察)

古代言語COBOL COBOLポケットリファレンス作者: 細島一司出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2012/06/07メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る近年日本では主にメインフレーム上での主流の開発言語であるCOBOL…

物理的見地からみた計算機構

物理的見地からみた計算機構:古代COBOL文明(予備的考察) 物理的見地からみた計算機構:計算機構の工学的進化と重力場

「最近の乱流理論」覚え書き

こういう本が出ました ノイマン・コレクション 数理物理学の方法 (ちくま学芸文庫)作者: J.フォンノイマン,John von Neumann,伊東恵一,山田道夫,新井朝雄,一瀬孝,岡本久,高橋広治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/12/10メディア: 文庫この商品を含むブ…